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本やら映画やらなんやらの感想置き場

ネタバレありの感想ブログです。

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ヤバイTシャツ屋さん「Galaxy of the Tank-top」レビュー─ヤバみが深み。

  • 作品情報
  • 感想
    • 1.Tank-top in your heart
    • 2.ヤバみ
    • 3.DANCE ON TANSU
    • 4.眠いオブザイヤー受賞
    • 5.気をつけなはれや
    • 6.Universal Serial Bus
    • 7.ハッピーウェディング前ソング
    • 8.ドローン買ったのに
    • 9.ベストジーニスト賞
    • 10.メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
    • 11.とりあえず噛む
    • 12.サークルバンドに光を
    • 13.肩 have a good day -2018 ver.-

作品情報

Galaxy of the Tank-top(初回限定盤)(DVD付)

Galaxy of the Tank-top(初回限定盤)(DVD付)

 Galaxy of the Tank-topは、ヤバイTシャツ屋さんのセカンドフルアルバムです。
 めっちゃ良い感じに売れてるみたいです。このアルバム。

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円城塔「オブ・ザ・ベースボール」─斬新な不条理にユーモラスさを添えて

  • 作品情報
  • 評価
  • ネタバレ感想
    • 斬新な不条理にユーモラスさを添えて
    • 本作品の書評の比較
    • 人が落ちてくることについて

作品情報


 本作は、104回文學界新人賞を受賞した作品です。「オブ・ザ・ベースボール」と「つぎの著者につづく」という二作品が掲載されています。
 本稿では、「オブ・ザ・ベースボール」について感想を書いていきます。

評価

☆☆☆(最高評価は☆5つ) ※以下は作品のネタバレを含むので、注意してください。

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上原ひろみのおすすめアルバム4選

はじめに

 僕が一番大好きなピアニストは誰かと聞かれたら、真っ先に上原ひろみさんの名前を挙げます。毎回、新しいアルバムが出る度に、何度も何度も繰り返し聞いている僕が、おすすめのアルバムを4つ紹介したいと思います。
 僕は、上原ひろみさんは常に進歩し続ける、稀代のピアニストであると同時に稀代の作曲家であると思っています。そして、ピアノソロならピアノソロ、ピアノトリオならピアノトリオというように、基本的に同じ編成であれば常に最新作が一番良いのです。まさに、魔法使いみたいな存在です。
 ですので、今回は編成ごとにおすすめのアルバムを一枚ずつ紹介していきたいと思います。なお、編成に特に好みがないというのであれば、一番下で紹介しているSPARKが一番のおすすめです。

上原ひろみのおすすめアルバム4選

ピアノソロがお好きなら─「Place To Be」

 ピアノ一台でここまで表現できるのか。そんなピアノの可能性を追求した作品だと感じたのは、「Place To Be」です。純粋に技巧的に難しい曲もあり、優しく美しい曲もあり。まさに、「上原ひろみ」って音楽が詰まっている、玉手箱みたいな作品だと感じました。アルバムのタイトルにもなっている「Place To Be」が僕としては一番おすすめです。少し悲しい始まりをするのですが、段々と優しく、希望があふれていく感じになって。人生なんとかなるんだなって、前向きにさせてくれる曲です。
 余談ですが、このPlace To Beは、ピアノの楽譜を買ってみました。

ピアノソロ PLACE TO BE/上原ひろみ

ピアノソロ PLACE TO BE/上原ひろみ

そして、実際の譜面を見てみると、耳で聞いていたのよりも数倍難しく思える譜面でした。そんな、僕を含めた普通の人ならば一生弾きこなせないだろうなって曲がたくさん収められているのが、この「Place To BE」です。
 なお、Place To Be自体の動画はYoutubeに上がっていますが、公式じゃないっぽいのでここでは紹介しません。
Place to Be

Place to Be

達人同士のピアノデュエット─「デュエット」

 次に紹介するのが、上原ひろみさんとChick Coreaさんのアルバム、「デュエット」です。美しいメロディ、止まらない即興の音の掛け合い。二人の掛け合いを見ていると、聞いているだけの自分も楽しくなってきます。このアルバム、上原ひろみさんもすごいんですけれど、やっぱりチックコリアさんは神ですね。何をいまさらって感はありますが。
 なお、上原ひろみさんとチックコリアさんの動画はYoutubeに上がっていますが、公式じゃないっぽいのでここでは紹介しません。

デュエット(初回限定盤)(DVD付)

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ハープとピアノの組み合わせ─「ライヴ・イン・モントリオール

 さらにに紹介するのが、最新アルバムのライブ・イン・モントリオールです。上原ひろみさんと、アルパ(南米のハープ)奏者のエドマール・カスタネーダさんがモントリオールで行ったライブを収録したアルバムです。何か従来とは違った新しいものを聞いてみたい、そんな人にもおすすめです。
 ハープとピアノの組み合わせって、なかなか珍しい組み合わせですよね。でも、これが非常に情熱的で凄いのです。とりあえず、演奏を聞いたことがない方が居れば聞いてみてください。


Hiromi & Edmar Castaneda - Fire (Live in Montreal)

本アルバムでは、こういう超絶技巧・驚天動地みたいな曲ばかりではなく、非常に落ち着いていて癒される曲など、色々のバリエーションがあって、素敵です。なお、ライヴ・イン・モントリオールについては、詳細な感想記事を書いたので、よかったらこちらもどうぞ。
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ「ライヴ・イン・モントリオール」 - 本やら映画やらなんやらの感想置き場

ライヴ・イン・モントリオール(初回限定盤)(DVD付)

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ピアノ・トリオの1つの境地─「SPARK」

 最後に紹介するのが、ピアノ・トリオのSPARKです。ザ・トリオ・プロジェクト(上原ひろみ・Anthony Jackson(ベース)・Simon Phillips(ドラム))の最新作ですね。お三方の演奏は、僕の語彙力では表現しきれないくらい素敵です。そして、三人のトリオであるからこそ、お互いに高め合うことで、他の作品では見られないような上原ひろみさんの素晴らしさが堪能できます。
 この作品のタイトルにもあるように、僕がこれまでの人生の中で一番SPARK=心の衝撃*1を受けたアルバムが何かと聞かれたら、迷わずこのアルバムを選ぶでしょう。技術的に神がかっているのはもちろんのこと、それだけではなく非常に美しくてなおかつ奥行きがあって……半年程ひたすらこのアルバムを聴いていた時期があったぐらい、ものすごい作品の数々です。
 とりあえず、以下のSPARKのイントロだけでも聞いてみてください。絶対に衝撃を受けますから。


Hiromi - Spark  

 この動画で、Simon Phillipsさんが語った言葉は、まさにその通りだと思います。

初めて演奏したとき、息がぴったり合ったんだ。そして、その後もずっと。奇跡が起きたみたいだ。

 この奇跡のようなアルバムを、ぜひ一度、皆さん聞いてみてください。

SPARK(初回限定盤) SHM-CD + DVD

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