はじめに
メイド服とカッコいい曲のギャップを打ち出し、*1世界でも注目を浴びてきているハードロックバンドのBAND-MAID。*2今回は、その中でも、僕のおすすめのMVを6つ紹介していきたいと思います。
本当は、全部おすすめって言いたいところですが、それだとこの記事の意味がないので、今回は6つに絞りました。
BAND-MAIDは海外でも人気があり、世界各地でライブを行っています。本記事では、MVに寄せられたそんな海外からのコメントも引用してみます。
おすすめMV6選
Domination
ということで、とりあえずこの曲を聴いてみましょう。最新アルバム「World Domination」のリード曲、Domination。
- アーティスト: BAND-MAID
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2018/02/14
- メディア: CD
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まずAKANEさんのドラムがかっこいいですよね。バスドラムがツインペダルを多用した変則的なリズムなのに、ここまで正確に安定したドラミング、高い実力が表れてますよね。もうサビのバスドラムを聞いてるだけでも楽しくなります。
そんなドラムに合わせるのが、MISAさんのベース。ドラムがここまでハイテンポで細かく刻んでいるのに、完璧に合わせています。何という息の合ったコンビネーション。
このように超絶かっこいいリズム隊に加わるのが、小鳩ミクさん(Gt/Vo)とKANAMIさんのギターです。とくに、リードギターのKANAMIさんのソロがすごくかっこ良い!KANAMIさんは色々な曲でギターソロやっていますが、どれも魅力的で惚れます。
BAND-MAIDの強みの1つが、この楽器隊のレベルの高さです。普通のバンドであれば、ボーカルのインパクトが薄くなってもおかしくないくらいのクオリティですが、このバンドにいるのは彩姫さんです。よもや楽器隊が勢いで負けそうなくらいの力強く圧倒される声ですね。
本当に、演奏のクオリティが高いですね。このバンド。
さて、この曲のテーマは、「世界征服」だそうです。*3 PVも世界征服を意識しており、世界征服に向けて着々と準備をしているようなストーリーになっているそうです。*4 かなり細かく作りこまれているので、何度見ても楽しいです、このMV。
さて、コメント欄を見てみると、こんなコメントを発見しました。
KANAMIはサムライソードのようにシャープだ......彩姫は大天使の声を持っている....ミクのハートは朝日よりも熱い...MISAはブッダだ.... AKANEはスモウバショだ!!!!!! (Kanami is as sharp as a Samurai sword.....Saiki has the voice of an Archangel....Miku's heart is hotter than the Rising Sun...Misa IS Buddha....Akane is SUMO BASHO!!!!!!)
なんだArchangelにBuddhaにSUMO BASHOって笑。訳してみても意味が分かりませんが、勢いがすごいですね。
このように、YouTubeのコメント欄には勢いと愛に満ちたコメントがいっぱいです。
DICE─リズム隊すごい
この曲は、AKANEさんの技巧的なドラミングがすごく良いですよね。
しかし、この曲でもっとすごいのがMISAさんのベースです。イントロからの太いベースがたまりませんね。そしてベースソロ!何度も聞き返してしまうくらい魅惑的なベースソロですね。
この曲は、かなりベースが複雑な感じですが、これは作曲しているギターのKANAMIさんが、いつもベーシストのMISAさんにさらっと弾かれてしまうから、難しく作ったベースラインだそうです。このようにしてバトってたらしいですね。*5 実際、MISAさんにとって人生で一番難しいベースラインだったそうな。*6 MVだとさらっと弾いてるので、そんなこと全然感じさせませんね。
そしてKANAMIさんのギターソロもやっぱりかっこいい。そんなこと考えてたら、全く同じことをコメントしている方が居ました。
なんてこった!ベースソロとギータソロが本当に素晴らしい :'D (OMFG the Bass and Guitar solos are really awesome!! :'D)
YOLO─ギターすごい
YOLO="you only live once"。人生一度きりという意味ですね。*7本作で特筆したいのがKANAMIさんのギターです。この曲は、ギターのコード進行だけでもものすごく好きなのですが、KANAMIさんのギターソロはもっと好きです。2:57あたりからのKANAMIさんのギターソロ、度肝を抜かれますね。
この曲、作詞担当の小鳩ミクさんが書いた歌詞も良いんですよね。例えばサビの部分。
消えない魔法を描くんだ 折れない意思を宿した 瞳に迷いはない
YOLOというタイトルから導き出される、前向きな力強さが現れて良いですね。
この曲については、MISAさんからこんなコメントが出ているので、意識して聞いてみてください。
MISA(B) “YOLO”は2回目のAメロが独特で、ベースとドラムがガッチリ合っていないとダメなんですよ。そういう部分も聴いて頂けると嬉しいです。
メイド服を纏い世界と戦え! BAND-MAID、最新作『YOLO』を語る(2016/11/14)邦楽記事その他|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
Daydreaming─ボーカルすごい
BAND-MAID初のバラードである本作は、*8スローテンポだけれどBAND-MAIDらしさにあふれる素敵な曲ですね。最近のBAND-MAIDの曲は、激しめな曲が多いですが、そういう曲だけでなくこのような聴かせるバラードも対応できる、彩姫さんの表現の幅がすごいです。
この曲は、「宇多田ヒカルさんの曲をロックアレンジした感じにしたいんだけど、そこにトロピカルハウスっぽい今どきの要素も入れてほしいんだよね」という彩姫さんの要望でKANAMIさんが作ったらしいです。*9この漠然とした要望で、ここまでの曲を作れるとは、何たる才能。
他の曲よりもおとなしい。でも、KANAMIのソロはいつもやばい。(calmed than the other songs but Kanami's guitar solo always killin)
そう。KANAMIさんのソロはいつも良い。
Thril─BAND-MAIDの方向性を変えた一曲
次に紹介するのはバンドの最初の方に作られた曲であるThrilです。今のBAND-MAIDの方向性を決めた一曲です。*10この曲が、世界のメタル・ロックファンから大人気になり、*11 BAND-MAIDの海外での活躍が始まったという訳です。2018年時点で700万回再生と、ものすごいですね。
曲自体について言うと、シンプル、ロック、かっこいいって感じですね。初見で見た時に、見た目とのギャップに驚きました。
そしてMISAさんとKANAMIさんのソロ。この頃からすごくかっこいいですね。このソロに魅了された方も数多いとか。
Don't you tell ME
最後に紹介するのがDon't you tell MEです。このMVは、一度音楽よりも映像に注目してみてみてください。
BAND-MAIDの5人は、それぞれキャラが立っていてすごいです。それがまたBAND-MAIDの魅力の1つですね。このMVはそんな5人のキャラクターが表れているMVになっているそうです。*12 言い換えれば、「“素の自分たち”の演技」だそうです。*13
以下のミクさんの言葉を念頭に置きつつ、映像を見てみてください。色々納得するかと思います。
ミク:メンバーみんなキャラクターが違いすぎるので逆に仲がいいです。茜はいつもパワフルだし、歌波は不思議ちゃんでふわふわしてます。MISAはお酒好きで彩姫は女王様的なクール感がありますね。私は、うーん‥‥(笑)。彩姫は私にはちょっとツンツンなんです。なかなか優しくしてもらえない!(笑) 歌波は彩姫のことが大好きで大ファンですね。 BAND-MAID | シアトルの生活情報誌「ソイソース」
「“素の自分たち”の演技」ということで、このMVの撮影中にMISAさんは自分で持って来たウイスキーを一本空けたそうです。*14 すげえ。
こんな彼女たちに、海外の方も魅了されてますね。例えばこんなコメントもありました。
一度に5人の女の子に恋に落ちるとは思わなかった。BAND MAIDがそうさせたんだ。 (NEVER THOUGHT I COULD FALL IN LOVE WITH 5 GIRLS AT ONCE BAND MAID ME DO IT.)
最後に
以上、6つほどMVを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?本当に良いバンドですよね、BAND-MAID。
小鳩ミクさんはどちらかというと裏方で支えるという形で演奏しているので、本記事では言及が少なかったですが、彼女の歌声は明るくて綺麗で、これもまた素敵なんです!
そんな彼女がメインボーカルを務める「TIME」はメジャー1stフルアルバムのJust Bring Itに、「Rock in me」はメジャー2ndフルアルバムのWorld Dominationにそれぞれ収録されているので、そちらも要チェックです!
- アーティスト: BAND-MAID
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2018/02/14
- メディア: CD
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- アーティスト: BAND-MAID
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2017/01/11
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*1:【インタビュー】BAND-MAID小鳩ミク&彩姫、フロント2人は「絶対に交わらない」 | BARKS
*2:本人たちは、ヘビーメタルバンドではなくハードロックバンドだと考えています。BAND-MAID「Utatenインタビュー BAND-MAIDはメタルバンド?」 - lovebandmaid’s blog
*3:https://www.barks.jp/news/?id=1000151702
*4:BAND-MAID|インタビュー 「世界征服に向けての活動を新たにはじめますっていう、決意表明みたいなお給仕にしたいっぽ」4/4(水)、ダイアモンドホールで宣告せよ!BAND-MAIDの小鳩ミクと彩姫にインタビュー - SUNDAY FOLK PROMOTION|名古屋・静岡エリアのライブ・コンサート情報サイト
*5:https://www.barks.jp/news/?id=1000151702&page=2
*6:BAND-MAID、世界征服へ向けた第二章 新譜に込めた覚悟:インタビュー(MusicVoice) - Yahoo!ニュース
*7:メイド服を纏い世界と戦え! BAND-MAID、最新作『YOLO』を語る(2016/11/14)邦楽記事その他|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
*8:BAND-MAID「Daydreaming / Choose me」インタビュー|初のバラードでさらなる高みへ (1/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
*9:BAND-MAID「Daydreaming / Choose me」インタビュー|初のバラードでさらなる高みへ (2/3) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
*11:BAND-MAID® 『New Beginning』全曲解説- LOUD exPRESS
*12:【全曲解説】BAND-MAID『Just Bring It』
*13:【インタビュー】BAND-MAID、「強さの中の不安や弱さ」見せる意欲作『Just Bring It』完成(3ページ目) | BARKS
*14:【インタビュー】BAND-MAID、「強さの中の不安や弱さ」見せる意欲作『Just Bring It』完成(3ページ目) | BARKS