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シンガポール人だから暑さが好きという訳ではない

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 ついこの間、初めてシンガポールに遊びに行ってきました。現地に住んでいるシンガポール人の友達に、案内してもらおうという魂胆です。

 皆さんご存知の通り、シンガポールは赤道直下の国で、とにかく暑い。東京の夏と同じくらいの暑さ。シンガポールは四季がないので、このような暑さがずっと続く訳です。

 そんな南国の人たちについて、何となく、昔から抱いていたイメージがありました。南国の人は、暑さをエンジョイしているのだと。幼い頃に読んだ絵本か何かのイメージが、そのまま残っていたんですよね。

 そのイメージを持っていたので、南国のシンガポールの人々も、みんな暑いのが好きだと思っていました。暑いのが好きだからこそシンガポールに住んでいるのだと。

 シンガポールの暑さに辟易しながらも、友達に色々とシンガポールを案内してもらいました。そして気付かされたのが、暑さ対策のために様々な対策が取られていること。駅と駅の間に地下道を繋げて冷房をきかせ、大きなショッピングモールを作ったり。イベントを暑さの和らぐ夜遅くにやったり。暑い気候の中でも楽しめる工夫が、随所に凝らされているのです。

 そのようにシンガポールを友人と回っていて、印象に残った会話がありました。数日シンガポールに滞在して、僕がシンガポールの暑さをぼやいた時の事。僕が、「日本みたいにやっぱり四季がある方が良いなー」と愚痴を言った時のこと。

 僕の友達は間髪入れずにこう言いました。「僕らだって四季がある方が良い」と。

 この時ようやく気づいたのです。南国の人だからといって暑さが好きなわけではないと。暑さが好きだから、南の国に住んでいるわけでは無いのだと。

 シンガポールの人が全て暑さを歓迎しているわけではなかったのです。その証拠に日中屋外に出ているシンガポール人の姿は多くはなく、彼らは冷房の効いた屋内にいます。友人も、日中に外にいるのは観光客ばっかりだと言っていました。また、屋外のスポーツは盛んではなく、インドアサイクリングが流行っているらしいです。

 自分が生まれる国を選ぶことはできない。いくらシンガポールの暑さが好きでなかろうと、故郷は故郷です。だからこそ住み続けるわけであって、暑いのが好きだからこそシンガポールに住んでいるわけでは無い。

 気づいた今となって考えてみれば、当たり前の話ですが、その当時の僕には衝撃的な話でした。